こんにちは。成瀬です。
今回は、ボルドープリムールについて少し書かせていただきたいと思います。
ワイン好きな方はすでにご存じかもしれませんが、プリムールとは簡単に言うとワインの先物取引です。
今すぐ手元には届かない(購入後大体2年後。ヴィンテージが2019年のものだと、2022年に手元に届きます。)けど、市場価格よりかなりお得に購入することが出来る販売方法です。
例えば下記のようないろいろなインポーターや小売り業者が行っています。
ENOTECA 信頼と実績のエノテカ。安心感の分、若干お高めかな。
株式会社 徳岡 総合的に一番良かったと思うプリムール。1本ずつ購入もできて価格もお手頃。実際に購入しました!1本単位で買えるし言うことなし!
TERRADA WINE MARKET 寺田トランクルーム系ということもあって保存まで外部ストレージで行いたい方はおすすめ。
成城石井 こちらも外さない成城石井。
他にも、いろいろなインポーターやちょっと変わったところではイオンなんかもやってたような気がします。
さて、どれほどお買い得かというと、例えば徳岡のシャトーオーブリオン。
言わずと知れたボルドー5大シャトーの一つですね!

このワインはエノテカで2017年ヴィンテージが95,000円(税抜)で、2016年が110,000円(税抜)。だいたい10万円近い値段です。
エノテカさんは信頼性が高いため、売値も多少高いですが、ほかの安い業者さんでもだいたい7万円前後くらいです。それがプリムールだと、なんと49,400円(税抜)!
だいたい3割引きな感じです!5大シャトーのワインがなんと3割引き価格です!しかも、2019年は非常に良い年だという前評判もあるのでとても楽しみですね!
でもなぜこれほど安く購入できるのかというと、実はワインの作り手側にもメリットがあるからなのです。
初めにお伝えした通り、一般的には2019年のワインは2022年頃に一般販売されます。
通常の販売方法では、生産者からすると2021年まで待ってやっと売れて資金回収ができるということになります。
一方、プリムールは2020年にワイン自体はまだ手元にあるけど売上金だけ先に回収することが出来ます。それによってふたたびその資金を使って畑を整備したり樽や新規設備の購入などを行うことが出来るようになります。つまり、売り手にも買い手にもメリットがある仕組みなんですね!
一方で、買い手のデメリットとしては、評価が定まらないうちに買うためいわゆる青田買い状態となり思ったより出来が悪い場合などは割高で買ってしまう恐れもあります。また、ボルドーの生産者はかなり長い期間ワインづくりに携わっているところがほとんどなのでほとんど起こりえないと思いますが、生産者の倒産リスクを負担している状態にあります。また、これも初めに言いましたが、今買ってもすぐ飲めるわけではなく、2019年ヴィンテージが手元に届くのは2022年です。すぐに飲めないという点もデメリットだとは思いますが、ボルドーワインは特に長期熟成させて楽しむことが多いためこの点はあまり気にならない方も多いと思います。
あと、6本とか12本とかプリムールといえば一般的にロットが大きいのですが徳岡なんて1本から購入可能!これは買わない手はないって感じでした。
ワイン好きであればこのプリムールでの購入は一度試してみる価値はあると思います!
ご参考になれば。
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