なぜ離婚するとこんなにつらいのか?理由を考えてみた。

離婚
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こんにちは。成瀬です。
実は離婚しています。子供もいました。家族が出て行った家で一人で住んでいます。いえ、正確には一人でした。つい先日再婚して今は二人で住んでいます(こちらの話はまた別の機会に。)。時期が来たら引っ越しをと思いますが、今回はそんな離婚について、なぜそこまで辛くなるのか、考えてみました。自分の体験なのですべての人に当てはまるわけではないと思いますが、ご参考になれば幸いです。

離婚直後は、本当につらかったです。原因はぼんやりわかっていて子供のことです。周りにも何人か離婚した友人がいますが子供がいない友人はすぐ立ち直ってます 笑
離婚当時の自分の気持ちを分析してみると大体次のように整理できます。

離婚後の成瀬
離婚後の成瀬
  • 元奥さんのこと→何も感じない。別れるころには冷え切っていた。別れることによって相手が幸せになるならむしろ喜ばしい。
  • 金銭面のこと→特に何も感じてない。慰謝料が発生する離婚ではなかったのでそこまでの負担感はない。
  • 子供のこと→つらい。つらい。つらすぎる。。乗り越えたいけど乗り越え方が分からない。

とにかく、子供です。子供のことを考えるとつらくてつらくて、文字通り夜も眠れない日々でした。
ではなぜ、子供のことを考えるとつらいのでしょうか?

離婚後の成瀬
離婚後の成瀬
  • 自分が毎日会えないのがつらい
  • 子供に悲しい思いをさせて申し訳ない
  • 親の責任を果たせないのがつらい
  • 両親に孫に会わせてあげられなくなる
  • 親子の絆がどんどん薄くなっていきそうで怖い

私が感じていたのはこの5つでした。これらは、解決可能なのでしょうか。一つ一つ見ていきたいと思います。

自分が毎日会えないのがつらい
今まで一緒に生活してきて、「おはよう」、「おやすみ」、「いただきます」とあいさつをしたり会話をしたりしていた最愛の子供が居なくなることは非常につらいことです。夜に部屋で一人で過ごしていると本当に消えてしまいたいような衝動にかられます。
でも、よく考えてみてください。仕事で海外に単身赴任しているお父さんも世の中にたくさんいます。
その人たちも同じように感じているのでしょうか?私はそうは思いません。恐らく子供の写真を見たり、電話で話したりしながら家族のために頑張ろうと毎日前向きに生活しているはずです。
そこで私は毎日会えなくなる一番の問題ではないと気づきました。
でも、会えなくてつらい気持ちは理屈ではなくどうしても残ります。
そのために、私は離婚をする条件として「離婚協議書」を作成し、「毎週会える」という条件を作りました。もちろん、天気だったり、子供の外せない予定だったりと必ず毎週会う訳ではありませんが、少なくともそういうルールを作ることによって精神的な支えにはなったと思います。
実際にかなりの頻度で会っています。
離婚相手に約束を反故にされる可能性も無くはないですが、そのような心配がある場合には公正証書の形で残しておきましょう。
離婚相手としても、面倒だったりもう顔も合わせたくない相手だとしてもお互いがハンコを押した書類があると、少なくともそれを反故にすることには良心の呵責があると思います。
離婚当時は不要と思うかもしれませんが、離婚協議書の作成は強くおすすめします。

ただ、一つ気を付けてほしいのは「子供の気持ちを一番に考える」ことです。自分の都合で会えないということが多いと子供は悲しみます。きちんと覚悟をもって自分が続けられる自信がなければもう少し頻度を落としたりしたほうが良いと思います。

子供に悲しい思いをさせて申し訳ない
これは、その通りです。子供にとって親はかけがえのないものだと思います。
悲しい思いをさせることはどうしようもありません。でも、あなただけの責任ではありません。
子供と一緒に暮らしている親は子供と居てあげられるから悲しい思いをさせていないということになるのでしょうか?いいえ、そうではありません。子供と毎日過ごしているから離婚相手はあまり感じていないかもしれませんが、子供と一緒に暮らせない状態を作ったのは二人です。
一緒にいられないことの責任は二人にあります。
ですから、一人で背負い込むことはありません。むしろそのことを強く認識出来る状態だからこそ、子供に会うときは愛情を注いであげればいいと思います。

親の責任を果たせないのがつらい
これも親権がないので仕方ありません。でも、養育費の支払だって立派な親の責任です。もっと言うと、本当は子供を引き取って自分で育てたかったという気持ちがあるのであればその気持ちだけで充分だと思います。日本の制度上、父親が幼い子供の親権を取ることは容易ではありません。これは愛情の多寡、責任感の強弱の問題ではなく、日本の制度の問題です。そういう世の中、仕組みだということです。
子供が少し大きくなって一人の人間として話すことが出来るようになったときに、お互い連絡が取れて、「お父さん」と呼んでもらえる関係であれば私はそれで十分だと思います。

両親に孫に会わせてあげられなくなる
これもその通りですが、今は自分のことを考えましょう。あなたの両親からするとあなたも子供です。まずは、自分の人生をやり直して幸せになっている自分を見せてあげるのが親孝行です。孫に会えないのもつらいとは思いますが、自分の子供が不幸なのも同じようにつらいことです。
どちらか一つだけでもつらいことを取り除いてあげましょう。

親子の絆がどんどん薄くなっていきそうで怖い
これだと思います。正体不明の不安、悲しみの大きな原因。
子供に忘れられてしまうんじゃないか。父親だと思ってもらえなくなるんじゃないか。この不安が一番大きかったように思います。
私は離婚してまる3年ほど経ちますが、いまだに子供とは毎週に近い頻度で会っています。
親子の関係に大きな変化は無いように感じます。この先のことはわかりませんが、ある程度頻繁に会って、愛情を示し続けることで親子の絆というのは保てるんじゃないかと思います。これを疎かにすると子供の気持ちも離れていってしまうのではないでしょうか。
もし仮に離婚しなかったとしても、子供にも思春期が訪れ、大人になり、結婚をして、子供が出来てというふうに人生のステージが変わってくると、自然と親のことを考える時間は少なくなってきます。そうではありませんか?親というものはそのくらいのものです 笑
なので、子供が小さい間に、少しでも多くの時間をいられるように条件を勝ち取るということがその後の良い関係性を築いていく最初の一歩だと思います。

私は究極的に、子供が今「困窮していなくて、十分な教育を受けていて、健康」であればそれでよいのではないかと考えるようになりました。この3点が満たされていたら十分幸せじゃないですか?
ものごとは考えようで、離婚した時は本当にどん底だと感じると思いますが、その原因を深く考えていくと割とすっきりすると思いますのでご参考になれば幸いです。

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